Date:2013.09 | 駅ビル内のドラッグストアの内装です。 ファサード面に商品は置かず、什器の高さを外側から内側へ向かって徐々に上げていくことで奥行き感を与え、空間全体を使って交通量の多い正面の通りや都電の駅から商品の量、そして種類の豊富さも認識できるようにしました。 一方で内部は什器レイアウトを工夫することで一体の空間としてつながっていながら全体を把握することはできない、視線を通したり遮ったりが交互にあらわれてくるようにすることで奥へ奥へと導かれます。 この「見えることと見えないこと」が同時に存在しているような状態は、人々を店内へ導き、かつ、滞在時間を長くする効果をもたらしています。 また、がらんどうのように商品が少なく見えてしまう天井の高さを軽減するため、ペンダントライトをグリッド状に等間隔で配置し、実際の天井面より低く感じさせながら、その宙に浮いた光の玉たちが店内のにぎやかさを外部にまで映し出しています。 天井から下がり壁までをゴールドのしっくいで塗り重ね、磨き上げることでできた面で覆うことで、毎日の手入れが健康と美を活かすというブランド思想を表現しています。 |
|
Type:commercial | ||
Staff:Yuichi Yoshida | ||
Location:Tokyo,Japan | ||
Floor area:151.48㎡ | ||
Contractor:ASPAM | ||
Photo:Kusuki haine | ||
Media: | ||